【結論:できた】公務員でも有休消化はできるのか /市役所・公務員を辞めたい人へ

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市役所を辞める際に悩んだこと。

「年次有給休暇(以下、有休と略します)の消化はできるのか。」

しばちゃん

結論から言うと、できました。

「すぐにでも市役所辞めたい…」「もう公務員辞めたい…」と退職を悩んでいる方へ、退職の際に有休消化をした一例をご紹介します。

ちなみに、私の場合は市役所職員6年目の終わりに、3月末を退職日として、2月中旬からお休みをもらいました。

目次

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退職までの実体験(3月末で退職)

まず、退職までの流れをイメージしやすいように、私の実例を説明します。

STEP
【11月】引継ぎ資料の作成開始

11月あたりから、データの整理と引継ぎ資料の作成を開始

STEP
【12月】残っている有給休暇の日数の確認

私の場合は40日残っていました

STEP
【1月上旬】退職の申し入れ、退職願の提出、各種手続き開始

1月の上旬に、直属の上司から相談を始めました

STEP
【1月上旬】有休消化の相談

直属の上司から相談を始めました
有休消化の1か月前のタイミングです

STEP
【2月上旬】正式に有休申請書を提出

「年次有給休暇の時季変更権」を行使されない対策です

STEP
【2月上旬】業務引継ぎ
STEP
【2月中旬~】有休消化
STEP
【3月末】退職
しばちゃん

STEP4から、周囲は手のひらを返したような態度になり、居心地が悪くなりましたが、有休消化を取って後悔はしていません。

有休をもらうまでの準備

残っている有休の日数を確認する

大前提に、有休が何日残っているかを確認しましょう。

私の職場では、年に一度、1月1日に20日取得でき、かつ前年に使い切らなかった有休を20日まで繰り越せました。

そのため、退職する際に残っていた有休は丸々40日でした。

有休40日をすべて消化できたなら、週5日ずつ消化して土日休みを合わせて8週間(約2か月)休める状態でした。

しばちゃん

私は3月末を退職日として、2月中旬からお休みをもらったため、30日ほどしか使いませんでした。

退職の申し入れは早めにする

退職の申し入れのタイミングについては、注意が必要です。

民間企業であれば、民法第267条により「退職の良しを示した日から2週間がたてば辞めることができる」とされています。

民法第627条第1項
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申し入れをすることができる。この場合において、雇用は解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する。

引用:厚生労働省

これは一般的な目安です。

しかし、公務員の場合は各機関や自治体の服務規程などを確認する必要があります。

有休消化をするためには、最終出勤日から逆算し、より早めに報告して職場に迷惑をかけないようにしましょう。

仕事の引継ぎは必ず行う

引継ぎは社会人としてのマナーです。引継ぎの準備を万全にしておきましょう。

極論を言えば、引継ぎをしていなくても有給休暇を取得することはできます。

しかし、自分の仕事の担当業務を丸投げするのでは有休消化を認めてもらいにくいですよね。

私の場合、担当業務が年度末は閑散期だったため、引継ぎを2月にしてそのまま休めたという面もあります。

しばちゃん

コツコツとデータを整理・マニュアルを作成し、有休消化中も呼び出しを食らうことのないように着々と準備を進めていました。

有休消化を交渉する

直属の上司に相談する

退職の報告と同様、有休を取りたい旨をまずは直属の上司に相談しました。

伝えるべきことは

・退職日の再確認
・有休が何日残っていて、何日分を取得したいか
・最終出勤日の希望日(もしくは有休を取るスケジュール)
・相談時点で終了している業務、最終出勤日までに終了予定の業務、引継ぎの必要がある業務の説明
・引継ぎをきちんと行う予定でいること

などです。

所属の長、人事、組合などに相談

もし、直属の上司が有給消化を認めてくれなければ、さらに上の上司(課長や部長)や、人事担当、労働組合などに相談しましょう。

有休の取得は「権利」であり、直属の上司の私情で止めることはできませんので。

有休消化をする日を変えられることもある

気を付けたいのが、有休消化の日数分から完全に職場を離れようとしてもできない可能性がある点です。

使用者には「年次有給休暇の時季変更権」があります。

これは、労働者から申請のあった有給休暇取得日を使用者が変更する権利です。

労働基準法には「(中略)請求された時季に有給休暇を与えることが事業の正常な運営を妨げる場合においては、他の時季にこれを与えることができる。(第39条第5項)」とあります。

私の場合ですが、穏便に上司と相談して最終出勤日を決めておいて、正式な「有休申請書」は2月に入ってから提出しました。

その時点で出勤日が40日を切っていて、時季変更権を行使されないためです。

これで確実に、職場から去りきることができました。

有休消化でしたいこと

無事に有給を取得できたら、まずはお仕事をやり切った自分を全力で褒めてあげましょう

お休み(本来使えるべき権利ですが)を得たのは、退職という大きなステップを進んだご褒美です。

・まずは身体をゆっくり休める
・気持ちを新たに、転職活動を始める
・やってみたかった趣味を満喫する
・新生活に向けて、準備をする

有休消化に対して後ろめたい気持ちもあると思います。

ただ、この記事を読んでいるということは「一度立ち止まってみる必要がある」ほど、心身ともに疲れているのかもしれません。

どうかご自身が壊れてしまう前に、しっかりと休養を取ってください。

しばちゃん

そして、明るく次のステップにつながる期間となれば、私も嬉しいです。

さいごに

スムーズに退職するためには、日ごろから信頼関係を築いておくことが第一です。

私がそれを出来ていたか、というとなんともですが。

特に市役所では、「年度末で一区切り」という仕組みが根強いため、3月末までいることが当たり前とされ、辞めづらかったです。

そのため、有休消化を許してもらえたものの、さすがに円満退職はできませんでした。

ただ、それを乗り越えた先には「退職まで頑張った特権」のお休みが待っています。

しばちゃん

有休消化できてよかった!!後悔はしていません。
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 弁護士法人ガイアの退職代行サービス 40代女性正社員
とある病院で看護師をしておりました。
院長に対するストレスが溜まり、夜も寝れないまま仕事に行くのがつらく、体調面でも支障が出てきているためこちらの弁護士法人ガイア様に退職代行をお願いしました。

毎日精神的にしんどく、病院に行こうとしたり仕事のことを考えると、吐き気やめまい、腹痛などの体調不良になり精神的にも限界がきているため退職したいと思いました。
人間関係もつらかったです。

退職代行はとても良いサービスだと思いますし、悩んでいる方にはおすすめです。
比較的スムーズに退職できましたので、弁護士である必要はなかったかもしれませんが(料金がお高いので)、弁護士法人ガイア様のおかげで精神的に安定しました。
ありがとうございました。

参照:退職代行 口コミ評判ランキング

しばちゃん

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • お疲れ様でした。
    私は独法ですが、年度末で早期退職します(あと、1~2週間で募集開始)。確かに有給消化は気合がいりますね。ネットで検索しましたが、なかなか全消化したという人はいませんした。でも、そもそも仕事が辛いのですから、本来、病気休暇を出すレベルの人もいるはずなので私は何を言われてもシステムに有給申請して、次の仕事のための準備をします。私は25年勤めた、50歳越えで、そんなに簡単に次の仕事があると思っていないので、もう、円満退職の余裕なんてありませんね。しばさんは30日消化されたということなので、結構、勇気をもらえました、ありがとうございます(私はほぼ全消化を目指します。いざとなったら診断書もらって病気休暇をとれば良いのですから)

    • コメントありがとうございます。
      早期退職されるのですね、長年お勤めお疲れさまでした。
      有休消化は本来権利ですから、相手の都合もあり難しくとも
      しっかり使わせてもらいましょう!
      それより、病気休暇を出すレベルの人もいるとのことで、
      たぬーさんの体調も心配です。
      ご自身を守るのも大切な仕事ですよ。
      私の経験が勇気になったのなら幸いです、しっかり勝ち取ってお身体休めてくださいね。

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