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3月下旬ごろ、人事異動の内示が出る自治体は多いですよね。
時期が近づくにつれ、「もし異動になったら、また1から勉強しなおさないと」とつらい気持ちになる人も多いのではないでしょうか。
今回は、なぜ公務員の異動はつらいのかについて、元市役所職員が解説したいと思います!
今年もこの季節が来たか…。
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まずは、人事異動の内示が出たころの、公務員のTwitterを見てみましょう。
公務員の異動は、まるで転職並み。そんな意見にたくさんの「いいね」が付いています。
私も市役所職員をしていた頃、いろんな異動パターンを見てきたので、例を挙げてみます。
要は仕事内容のふり幅がえげつないぞ?ということです。
私は市役所職員だったので、市役所・区役所のイメージを例に説明させていただきます。
役所のサービスは、本当に多岐にわたります。見てもらったほうが早いので、港区のHPを紹介します。
こんなとき。ほう。
こんなとき、ってレベルじゃないだろ!
企業サイトで見る「よくある質問」とか「困ったときは」のような、Q&Aではとても収まりきらない事例が、なんと1ボタンずつです。怖。(※港区のHPを批判している訳では決してありません)
これだけの守備範囲を、職員が代わるがわる運営しているんですね。特に事務職はそうです。
公務員は転勤が少ない、引っ越ししなくていい、
異動は基本的に本庁内で楽なんじゃないの?
こんなことをよく言われますが…1つの建物でこれだけのサービスを扱っているんですよね。(国家公務員などは別ですよ)
私が民間に行って感じたことは、異動をしても
・関わるビジネスの相手先
・顧客やターゲット
は同じで、「目指すベクトル」が1本あるんですが…
市役所のユーザーの共通点は、「そのエリアに住んでいる人」です。それだけ。
絞れているようで、何も絞れていないんです。日本のどこをぐるっと囲むか、そんな話です。
そんなユーザーにあれこれとサービスを提供するのですから、部署ごとの仕事が「転職並み」に違うというのも頷けます。
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先ほど例に挙げたように、異動のふり幅が大きいので、当然覚えることも0からのスタートに戻ります。
大抵、前任からの引継ぎだけで。あとは自己研鑽です。
それで1日から窓口案内をするから、分からないし住民には怒鳴られるし、心はボロボロです。
余談ですが、仕事を分からないなりに進めるって、かなり恐怖です。
ここ数年の有名なニュースでは、2022年4月に山口県の阿武町で、一人の男性に誤って4,630万円を振り込んだという話がありました。
事のいきさつを私が把握している訳ではありませんが、
4月1日に採用されたばかりの新人職員が、誤った内容の振込依頼書を、上司の指示通りに銀行に提出したことが発端だったと記憶しています。
新人職員は、本当にこの給付金に対する知識も、データ処理の仕組みも、その書類を提出すると何が起こるのかも、全てを把握できていたとは思えません。
しかし、ミスの内容によっては重大なトピックになってしまうのです。
公務員の異動は、およそ3~5年おきと言われています。
せっかく知識を積み上げて、自分なりの仕事のパターンを掴んだとしても、数年で振り出しに戻ります。
また、機械やシステムなどの操作方法も、苦労して慣れたのにまた新しい部署で覚えなおしです。
閲覧できる情報は課ごとに制限があります。
仕事上でデータを見る必要がない部署は、閲覧の権限もありません。
「住民基本台帳」という基礎データですら、部署によってはじめて見る処理ボタンがあります
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ここまでの説明で、公務員のかたはどこかしら共感してもらえたのではないでしょうか。
ただ、これから公務員を目指す学生さんの中には
どんな職種でも、仕事がつらいのは仕方ないでしょ
と思うかもしれません。
もちろん仕事は仕事です、公務員の方々はそれを受け止めて、職場を回しています(今日もお疲れ様です。)
そのため、なんとなくイメージが沸くように、たとえ話をしてみます。
※誰もがイメージしやすいように「学校」で例えますが、教職の仕事内容を軽んじている訳ではありませんので、ご了承ください。
例えばあなたが、英語の先生になったとします。
先生になって3年。ここまで、毎日授業ごとに、
といった資料を作り続け、実践してきたとします。3年間でおおよそ資料が揃いました。
よし、来年度からもこの資料をベースに、経験を生かしていくぞ!
という状態で、突然
あなたは来年度から数学を教えてください
と言われます。(あり得ないですが)
えー!ここまで自分なりに努力して、知識もノウハウも積み上げてきたのに…。
そして4月1日。それなりに数学を教え始めます。授業が終わったあとに、突然声をかけられました。
先生!この問題分からない!解き方教えて!
ちょっとすぐには答えられないから、昼休みまでに解法作ってお…
すぐ答えてよ!俺、昼休みは部活なんだよ!
先生なんでしょ!なんで分からないの?
これを言い換えると↓
なんで分からないんだ!この税金泥棒!
こんなこと言われたら、悲しくなりませんか?そんな理不尽な…。
と、たとえ話をしてみました。なんとなくイメージできましたか?
市役所では窓口業務が多いため、実際に心無いことを言われることもあります。
それでは、異動を乗り越えるにはどうしたら良いか、解説します。
ここまで、異動はほぼ振り出しに戻ると説明してきましたが、そうでないものもあります。
異動を乗り越えていくには、この部分の力を強めておくことがポイントだと考えます。
ワードやエクセルは、どの部署にいっても求められるスキルです。
公文書を作るのにも役立ちますし、それに加えて、部署によって様々な様式を扱うときにも仕事がはかどります。
エクセルも同様で、部署ごとに扱うデータが違えば、使う関数や機能も変わってくるでしょう。
ワードやエクセルの能力は、必要に応じてその都度覚えるより、基礎からレベルアップをしておくほうが効果が大きいです。
作業の途中で手が止まることがあれば、これを機に対策しておくことをおすすめします。
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私はこちらの本を常にデスクに置いていました
担当する仕事によって、スケジュールや繁忙期は異なります。
どんな処理にどれくらいの時間がかかるのか、逆算して取り掛かる時期はいつごろか、こういった管理能力は(公務員に関わらず)必須ですよね。
住民に対して「税金をかける期日」「通知する締め切り」といったものは全国共通で守らなければなりません。
そして、仕事をうまくこなせないと、残業も伸びて自分の時間も確保できず、疲れが溜まって悪循環が起こるかもしれません。
若いうちは体力勝負でごまかせても、だんだん「やり方が良くないのかな」と気づくものです(私はそうでした。)
そんな方には、ぜひ「エッセンシャル思考」がおすすめです。
最終的には、やっぱり人ですよね。
どんなにつらい仕事でも、好きな上司や仲間となら、頑張れるものもあります。
「知っている人」を増やしておくのは、異動に耐える大きなポイントです。
異動になると今までとは違うチームに入りますが、そこに顔なじみがいると安心しませんか?
まずは同期から、そして年齢の近い人から、輪を広げておけたら安心ですね。
そうは言っても、いきなり話をするのは苦手なんだよな…
私の経験談ですが、無理に話そうとするよりも、聞くほうが仲良くなりやすいですよ。「人は聞き方が9割」がおすすめです。
そして、もしあなたに攻撃的な態度をとる人がいれば、その人から自分を守ることも大切です。
これはエッセンシャル思考とも少しかぶりますが、特に分かりやすいのは「嫌われる勇気」です。
ただ嫌われればいいのではなく、どちらかというと「自分のために何を大切にすべきか」が分かる本です。
最後に、どうしても分かり合えない!という人もいるかもしれません。お察しします。
ここまでピックアップした本をもってしても、もう無理!という人とは、深く関わるのを止めましょう。
その人のことを真剣に悩んでも、「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。」
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今回は、公務員の異動がつらい!という点についてまとめてみました。
異動になると仕事がガラっと変わるのは、本当に大変ですよね。
この働き方のシステムは、だいぶ現場任せだなと個人的に思います。
あとは異動の時期も、もうちょっとどうにかならないものか…。
出納閉鎖期間まで責任もって担当して、7月1日に異動とかもアリとは思いますが、置いといて。
色々考えたけれど、この仕事無理だ。と思った方は、思い切って転職を考えてもいいかもしれません。
仕事の仕方や人間関係に悩んでいる方にとって、この記事が少しでも力になれたなら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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