(スポンサーリンク)
(スポンサーリンク)
本ページはプロモーションが含まれています。
(スポンサーリンク)
(スポンサーリンク)
現役市役所職員として働いている人の中でも、出世コースはどの部署なのかということは気になると思います。
異動時期が近づいてくると、ついついそわそわしてしまいますよね。
特に若手職員は、同じスタートをきった同期との立ち位置も気になるかもしれません。
自分が異動したときにも、この部署に異動したということは自分は見込まれているのかな…?と気になることがあると思います。
そんな人たちに向けて、元市役所職員で6年働いたしばちゃんが解説します!
私が経験した部署は2つですが、それ以上にいろんな部署の人と仕事をしてきましたし、
プライベートでも交流が多く、職場で話せない裏話もたくさん聞いてきました。
そのため、出世コースに乗る人も理解していると思います。
この記事を読めば市役所での出世部署がまるっとわかります!
また、現役職員の実体験や本音も後編に載せているので、
ぜひ最後まで読んでいってくださいね!
この記事でわかること
(スポンサーリンク)
(スポンサーリンク)
特に出世部署である4つの課を紹介します。
これらの課に配属されたら期待されていると思いましょう!
名前のとおり職員の人事を管理する課であり、ここでの采配が全ての課の未来、
つまり市役所の未来を変えると言っても過言ではありません。
人事課では人事異動の業務のほか、職員の採用や服務の管理、組織の定員や給与、勤務条件の管理などを行っています。
秋から冬頃の人事異動時期(12月〜3月)になると、時間外勤務が激増し、100時間越えということもあります。
人事異動は、ただ「配属されて3年以上」「そろそろ昇進させる年齢」といった異動目安の職員を、パズルゲームのようにはめるだけでは済みません。
職員個人の事情や市役所全体での定員管理・配置を踏まえ、細かい調整も必要になることから、
繁忙期はどうしても体力勝負になってしまいます。
さらに、人事異動は職員の市役所人生や仕事内容を大きく左右するため、反感を買うこともあります。
肉体的・精神的にかなり辛い部署でもありますし、ここをやり抜いた人間は一目置かれます。
人事課の出身者はそのあとの市役所生活で「あの人は人事課出身だからね〜」と言われることでしょう。
そもそも人事課は自分たちで異動を決められるのですから、優秀な人間を取らないわけがないですよねー。
こちらも名前のとおり市の財政を司る部署です。
大きな業務は、予算査定と予算案策定です。11月~翌2月くらいにかけて各部署から出される予算要求に対して、妥当か査定を行いながら次年度の予算を策定します。
各課の担当者は予算要求資料を作成し、財政課の担当者に事業概要を説明します。
財政課の担当者は、その事業内容を隅々まで確認し、不明な点はヒアリングを行いながら査定を行います。
各部署の予算要求は管理職クラスが決めていることが多いです。
そのため、事業の内容や金額の根拠を管理職クラスにヒアリングすることが頻繁にあります。
若手~中堅の職員からすると、目上の人が出してきた要求に対して、指摘を入れることになるわけです。
さらに、次年度の予算案の方向性が固まると、市長への説明や議論する必要があります。
メンタルも強くないといけない仕事ですね。
財政課は当初予算編成時期(10月〜翌年2月頃)が一番の繁忙期ですが、その他、補正予算がある場合はその時期も忙しくなります。
特に2月補正予算と当初予算が重なる1月〜2月がピークです。
私の市役所でも、財政課は遅くまで電気がついているイメージがありました。
最近は働き方改革の影響もあり、そこまでではありませんが、
肉体的・精神的にも辛い仕事であり、やはりここも出世部署と言えるでしょう。
ここを通っておけば、人事課と同様に一目置かれます。
●公務員の方におすすめの書籍はこちら
市の政策を司る部署で、事業計画の全体調整を行う部署です。
政策を取りまとめるため、市長や副市長と直接やり取りを行うことが多く、市のトップから名前と顔を覚えてもらえます。
また、市長や副市長の意向を反映して政策的な判断を行うため、強い権限を持つと言えます。
事業計画を立てる際は、各部門の専門的な知識が必要になってくることもあります。
各所へのヒアリング能力や意見をまとめ上げる力も必要です。
人事や財政と同様に、出世コースの一つと言えます。
市長や副市長といった特別職の秘書業務です。
当たり前ですが、そもそも変な職員に市長・副市長の秘書は任せられませんし、スケジュール管理も重要ですから、選ばれし人間が配属されることになります。
また、各部局の重要な事業・施策は常に市長に協議をしますので、市役所内の様々な情報に触れることとなります。
情報の取扱いに注意が必要なことから、配属された人はそういった面でも信頼されていると思ってよいでしょう。
秘書課の時間外勤務は人事課や財政課のように多くはありませんが、市長・副市長が土日に業務がある場合はそれに伴って出勤になりますので変則的な勤務になります。
(スポンサーリンク)
人事課・財政課・企画課・秘書課に比べれば弱いですが、ここで実績を残せばこれらの出世部署に異動できるかもしれません。
自治体によって異なると思いますが、その自治体が重点施策として行っている事業の担当課です。
これは当たり前ですが、その事業で実績を出すために優秀な職員が集められているからであり、そこに配属されたということは見込まれているということです。
私のイメージでは、やはり観光やイベントを行う課、市役所の中でも「特に前向きな仕事の課」に配属になる人は出世コースに乗っているな、と思います。
文書管理、議案の取りまとめや条例の制定など市全体の取りまとめを行います。
議案(条例改正や予算案など)の調整から始まり、議員からの一般質問を受け付け、答弁の担当部署の割り振りをします。
条例・規則・要綱などの施行や改正の添削も総務課の仕事になります。
法律知識を要するため、法学部経験者が配属されやすいです。
事務の全体的な調整を行うため、多くの職員に顔と名前を覚えてもらえます。
こちらも忙しい部署ですが、財政課や人事課ほどではないです。
部署の紹介ではないですが、出向も出世ルートの一つです。
まず、相手があるため外に出すのが恥ずかしい人間では絶対にダメです。
そして、自分の市役所以外での学び・経験を持ち帰ることが期待されています。
特に国(中央省庁)への出向は間違いなく期待されているといってよいでしょう。
基本的にはそこまで上の役職・年齢ではなく、比較的若い職員が出向の対象になると思いますので、出向したいと考えている人は積極的に希望してみるとよいかもしれません。
出向から戻った時には、人事課や財政課、企画課、秘書課など王道の出世コースに配属されることが多いです。
新卒の新規採用者は、はっきり言ってどこに配属されても出世という面ではそんなに変わりません。
入庁した後に同期たちと配属部署で一喜一憂するかもしれませんが、そこに配属された理由を深く考えても無意味と考えます。
それよりも最初の人事異動からが重要です。
配属された部署でどのように働いたか、能力はどうか、といったことが評価され始めるからです。
入庁から10年~15年、5部署程度の異動でなんとなく色が付いてくるでしょう。
ちなみに、社会人経験者はこれまでの実務経験を踏まえて配属される可能性があります。
市役所の中でバリバリ仕事をして、出世部署をいくつも経験する出世コースに乗りたいのか。
それとも適度に働いて出世はそこまで考えていないのか。
本人の生き方次第ですが、出世部署の大半は肉体的にも精神的にも辛い部署ばかりです。
そこまでして働いたとしても、時間外勤務手当はたくさんもらえるかもしれませんが、
給料(基本給)は同期とほとんど変わりません。
ざっくりと言えば、難しい仕事をしても特別手当や給料がアップするという恩恵はないのです。
残業代で一時的に所得は増えるかもしれませんが、肉体的にボロボロになり、病院に通う必要が出るかもしれません。
精神的に辛くなり、病院にかかる可能性もあります。
そして何より、頑張って出世したとしても大抵は部長で打ち止めです。
なお、部長級のポストは大体10〜20くらいですが、その枠を年齢の近い者たちで争うことになります。
出世を目指す人はこのような実情を認識した上で、必死で頑張るしかありません。
当たり前ですが市長になるには選挙で当選する必要がありますので、どれだけ仕事を頑張っても市のトップにはなれません。
(スポンサーリンク)
また、出世コースを外れたからといって楽をできるわけではありません。
出世部署以外にも、例えば福祉系の部署のようにたくさんの激務課があります。
出世コースと激務の内容こそ違えど、楽な部署ではありません。
ただ、本庁内でも暇な部署があるのもまた事実です。
支所や出張所などは本庁に比べてやはりゆっくりとした時間が流れています。
こういった部署ばかり巡る人もいるため、このコースに乗ると楽勝な市役所生活が待っています。
(周りから”そういった目”で見られるため、本人のメンタルが強くないといけませんが…)
結局のところ、人事課の采配を願うことしかできません。
ただ、仕事ができる人でも窓口部署の経験は必要ですので、はじめのうちは窓口部署も回ってくると思います。
出世コースよりも業務の1件1件に対する責任は小さいかもしれませんが、その分件数が多いです。
結局どこにいっても忙しい、というのが市役所の特徴かもしれません。
(スポンサーリンク)
ここからは、県庁職員をしている夫の実体験を紹介します。
今も現役で、10年以上仕事をしていますが、県庁の人事課、財政課、出向経験済みの「いわゆる出世コース」に乗らされた人です。
県庁も市役所と規模は違えど、共通することが多かったので、現役職員の本音を紹介します。
人事課や財政課を経験した後では、庁内で顔が広くなった実感があるね。
「仕事がデキる人」と思われるからか、仕事の連絡などで融通が利きやすくなった気がする。
自分でデキるとは思っていないけれど、コミュニケーションが取りやすくなったのは楽かな。
あと、部長クラスの人たちにも認識してもらえるようになった。
配属された人の中に尊敬できる人が多く、一緒に仕事ができるのは嬉しい。
自分と同じ価値観やスピードで仕事ができると、余計なストレスを抱えなくて済むよ。
他の部署では、「自分の仕事の範囲を理解できていない人」もいる。(←だいぶ言葉を選んでいた、苦笑)
そういった仕事をフォローする、といったモヤモヤは少ないかな?
そこで一緒に仕事をした人と関係を築けるので、いい人脈に恵まれた。
別の部署にいった後も、ちょっと相談をしたり気軽に話をしたり、頼れる人が増えたと思う。
また、後輩が「あの人は〇〇課出身だ」という目で見てくれるので、
(実際は自分が特別という気持ちはないけれど)
仲良くなるきっかけが多かったりして、そこは素直にうれしいかな。
自分の職場の雰囲気でいえば、そんなことはない。その発想はなかった!(笑)
市役所内で結婚している人もいるけど、出世部署経験者だからか~というイメージも特にないよ。
良くも悪くも、「こいつは多少の無茶ぶりでも対応できる」みたいな悪いイメージもつくので
仕事量が増えたり、要は嫌なベクトルに期待されることもある。
明らかに自分の仕事ではないものは、スパッと判断したり主張できるメンタルも必要かも。
出世を望まないことと、仕事がラクかどうかは別問題なので、
わざと低い評価になるように立ち振る舞うのは悪手かな。
あくまで想像だけど、市役所はエリアが広い(県内のどこでも異動の可能性がある)ので、
あちこち飛ばされるといった可能性もあるし。
結局、出世を望む・望まないも含めて、自分の思い通りにするのは難しいのではないかな。
出世したい人のために、出世する人の特徴をまとめたので参考にしてもらえたら嬉しいな。
ぜひ出世したいと思っている人が、出世コースに乗れるよう願っています。
そして私も、比較的ヒマな課に行けるよう心の底から祈っています。
出世をすることで、例えば昇進して手当がついたり基本給が上がっても、
そのぶん業務や責任が増えるので、天秤にかけると割に合わないのが本音かな。
「手取りを増やす」「お金を増やす」といったことに注目すれば、
昇進よりも工夫できることがたくさんあるからね。
そのあたりはしばちゃんのほうが詳しいんじゃない?
お金を貯める・増やす部分については、確かに私の得意分野ではあるので、
近いうちにそのノウハウ記事を公開できるようにします!
それではまた別の記事でお会いしましょう!
おすすめ記事はこちら。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
(スポンサーリンク)
(スポンサーリンク)
(スポンサーリンク)
コメント